下田市の出産・子育てのあれこれ

下田でもセミの鳴き声が次第に大きくなり、抜け殻を目にする機会も増えてきました。
こんにちは。サポーターのアサダです。


当サイトでも、給付金などの金銭的な援助や公的な補助がまとめられていますが、そこには書かれていない「幼稚園や学校事情はどうなっているの?」という部分を書きたいと思います。
アサダは地元ケーブルテレビでカメラマンをしているのですが、地元の学校や幼稚園に撮影に行くことも多いので、現地で感じた情報なども伝えられたらいいなぁと。。。
こちらのページと併せてご参照ください → 下田の子育て
※情報は2023年7月現在のものです。

出産

幼稚園以上にしようと思いましたが、一応出産前後についても少しだけ。

下田市には町の産婦人科クリニックがあります!
え?そりゃあるでしょ?と思ったそこのあなた!!!
私も驚きましたが、どうやら近隣の町の中には、産婦人科のクリニックがない町もあるそうです。
その町の妊婦さんは、下田のクリニックまで検診に通う必要があるみたいで、妊娠中で身体が動かしにくい中、時間をかけてクリニックに通うことを考えると、ちょっと大変ですよね。。。
下田市には産婦人科があるので、安心ですね。

下田市の臼井医院

産後〜幼児期

産後は下田市の助産師が新生児訪問で家まで訪ねてくるなど、近い距離での行政サポートが実施されています。
産後サポート事業として、初めての子育てをしている母親が集まり、悩みを相談し合う、リトルママの会なるものも実施しているようです。→ リトルママの会

また、勝五郎の土屋(妻の方)さんが、河津町の子育て支援センターについて紹介されていましたが、下田市にも子育て支援センターがあります! → 下田市地域子育て支援センター ※Facebookで施設の普段の様子を紹介しています。
僕は仕事でよく足を運びますが、和やかなスタッフが多くとても楽しい場所です。
施設長曰く、「最近は近くに親(おばあちゃん・おじいちゃん)が住んでいないパパママの利用が増えてきている」ということで、同世代のママ友との交流や、子育てにまつわる相談をする為の拠り所となっているそう。
移住者でも安心ですね!

幼稚園・保育園

下田市内には、2つの「幼保一体型こども園」と2つの「保育園」があります。
※企業の保育施設など、細かく言えばまだありますが、認可施設は全部で4施設。

<こども園>
下田市立下田認定こども園
稲生沢こども園(私立) ※ひかり保育園と系列

<保育園>
下田市立下田保育所
ひかり保育園(私立) ※稲生沢こども園と系列

「稲生沢こども園」と「ひかり保育園」は系列で、「ひかり保育園」は4歳児までしか預らず、5歳児からは全員「稲生沢こども園」に通い、卒園するので、実質は公立2園+私立1園です。
公立と私立で指導方針がかなり異なる印象なので、みなさま家庭の考えに沿って入園する施設を検討していますが、最近の在籍園児数は、「下田認定こども園:下田保育所:稲生沢こども園」=「3:1.5:5.5」という感じです。

小学校

市内に7校あります。通学区域と共に紹介します。

下田小学校
一丁目、二丁目、三丁目、四丁目、五丁目、六丁目、武ガ浜、中(※一部)、東本郷一丁目、西本郷一丁目(※一部)、敷根、旧岡方村、外ヶ岡など

稲生沢小学校
立野、河内、蓮台寺、大沢、東中、西中、東本郷二丁目、中、西本郷二丁目・三丁目、西本郷一丁目(※一部)、高馬、本郷

浜崎小学校
柿崎、須崎

朝日小学校
吉佐美、田牛

稲梓小学校
須原、落合、相玉、宇土金、椎原、北湯ヶ野、荒増、堀之内、横川、加増野

白浜小学校
白浜

大賀茂小学校
大賀茂、吉佐美(※一部)

並び順は在籍児童数順です。
下田&稲生沢がダントツで多く(と言っても1学年40〜20人台ですが汗)、次いで浜崎、朝日。稲梓&白浜&大賀茂は超小規模校という印象で、一番少ないと1学年4人のみ。
人数は多いですが、下田・稲生沢・朝日の3校は、津波や河川氾濫による被害が懸念されています。他の学校も土砂被害の危険があるなど、都会や平地に比べるとどうしても安心できません。
ですが、どの学校も地域にちなんだ学習を盛んに行っていて、近隣ビーチにウミガメが産卵しに訪れる朝日小学校ではウミガメの保全や生態について学んだり、稲梓小学校では地元の川で天然ウナギの捕獲体験、大賀茂小学校では年間を通して稲作(田んぼ)実習を行うなど、田舎ならではの学習が盛りだくさんです!

中学校

2022年度から、市内の全中学校が統合し、「下田中学校」の1校のみとなっています。
統合して間もない為、まだまだ学校としての印象は”探っている”という表現が正しいです。
が、新しい学校なので、伝統などの縛りがなく、新しい教育にも比較的前向きに取り組めている傾向です。(あくまで私の印象ですよ)

部活動は運動部・文化部共に数が少なく(全体人数が少ないのでしょうがない)、人気の部活動に偏りがち。野球部などはチームが組めていない状態です。
全国でも珍しいサーフィン部があり、今年度はサーフィン部に入部を希望する、市外からの転入生も複数居るとか。。。

ちなみに広大な学区による通学問題を解決するべく、スクールバスが導入されています。
対象は路線バスが通らない(数が少ない?)稲梓地区・稲生沢地区(の一部)のみで、小学校区別に通学方法を見ると、
・下田小 → 徒歩 or 自転車
・稲生沢小 → 自転車 or スクールバス
・浜崎小 → 自転車 or 路線バス
・朝日小 → 自転車 or 路線バス
・稲梓小 → スクールバス
・白浜小 → 路線バス
・大賀茂 → 徒歩 or 自転車 or 路線バス
といった具合だと思います。
ちなみにスクールバスの利用は無料で、路線バスは下田市から定期券を支給される他、自転車やヘルメットの購入費用の補助を受けることが出来ます。

まとめ

今回はここまで!
※ちなみに高校は再編が叫ばれているので、数年後には状況が変わっている…かも?

我々サポーターの中には、下田で子育てをしている現役パパママや、幼少期から下田で過ごしているベテラン地元住民。また、これから子育てをスタートしたい若手までが揃い踏みです。
移住を検討している貴方と、年齢や状況を同じくしたサポ―ターがきっといるはず。。。