双子育児とネントレ

双子育児と睡眠。ありがとう、ファーバーさん。その他いろいろ。

23歳の時、出会った60歳の方に質問されました。

「自分の人生で、最も大切にしたい事はなんですか?」

本や映画で目にするようなこの問いかけに
自分は「家族」と答えました。

自分を育ててくれた両親や兄弟。
そして、パートナーのまゆちゃん、昨年生まれた双子の木音ちゃんと海雲くんという家族。

子育てが始まり1年5ヶ月。
妊娠期間も含めたら2年以上。

1日1日その時間を重ねる毎に、
自分を育ててきてもらった
愛情の深さに再確認し
自分達夫婦も、同じように
子ども達を大切にしたいと
いう思いが深くなっていきます。

一昨年、週3勤務に移行し
毎週4〜5連休を作る事ができました。

伊豆半島の美しい自然の中で子ども達と一緒に散歩したり、遊んだり。美味しいご飯を食べに行ったり。

遠出して家族旅行に行ったり。
また畑や田んぼ、釣り、ワークトレードなど、食べ物の自給を通して食の豊かさを感じたり。

子育てを中心にしつつも
子育て以外での、ぼくとパートナーのまゆちゃんのやりたい事を大事にできた1年になりました。

この期間、様々な気付きがありましたが
いくつかピックアップしてみようと思います。

①下田での育児を通じて。

時々、ニュースやテレビで
日本では子育てしづらいという内容を目にします。

「子どもの泣き声がイヤ」
「ベビーカーが邪魔」
「上の階の子どもが日夜関係なく騒ぐ」など様々な声が上がっているようです。

実際、下田では子育てしづらい…とはほとんど感じませんでした。

まず、外出時に
声をかけてくれる人が倍増しました!

外食も温泉♨も基本は4人で行くのですが、お客さんや店員さんは大方皆さん可愛がってくれたり、あやしてくれたり

自分の近くにも双子がいるよー、など双子をキッカケに仲良くなる方々もいらっしゃいます。

職場でも、「安全な食材だから是非子ども達と一緒にたべてー!」と
無農薬のお野菜や果物釣れたお魚など様々なモノを頂きました。(先日散歩の帰り道に「鮪もってってー‼」と。
冷凍されていない生鮪の大トロ。海チカで暮らす特権です)

本当有難い限りです。

また、子育て支援センターにもお世話になりました。

下田市での子育て支援センターでは
季節のイベント事をしたり、
親のつながりを作ってくれて
情報交換したり、お互いのお家に遊びに行ったりする機会を頂きました。

隣町の河津町に2021年建てられた子育て支援センター
「河津っこひろば」はテーマパークのようで子ども達も大はしゃぎです。

下田という土地は、僕たちふたりにとって子育て環境に抜群でした。

②まゆちゃん、睡眠不足から体調を崩す。

生後9ヶ月ぐらいから、木音ちゃん、海雲くんの夜泣きが激しくなりました。

どちらかが寝て、どちらかが泣いているという状況。

親も子も、夜間眠れない日が続き身体も心も疲労感が強くなりました💦

ついには、まゆちゃんの咳が止まらなくなり肋骨にヒビが入ってしまう程…

これはヤバい、と
色々探して探して。

そんな時に、YouTubeで
ネントレと出会いました。

コレだ!という思いで
まゆちゃんとすぐに話し合い
当日から環境を整えて
ネントレ(ファーバーメソッド)を開始しました。

効果は初日から絶大‼
なぜか1ターン目で木音ちゃんは寝てくれました!

海雲くんも3ターン目で自力で寝ました。

2・3・4日目も同様に
1〜3ターンで寝付きました。

そして中途覚醒も夜間1回ぐらいで、その時も基本的に対応せず、自力で寝てもらっています。

このネントレのお陰で
毎日、親子とも8時間以上ぐっすりと夜間眠れています。

抵抗力が戻ったからか
日中のグズつきも少なくなったり皮膚の荒れもすぐ治りました。

ぼくもまゆちゃんも
身体も心も余白ができるようになり生活に温かさ(笑)が戻りました。

余白がない時って、「余白がない事」を自覚するのが難しくて。

しかも、なんとかやりくり出来てしまうものだから、呼吸が浅くイライラしやすい状態になってしまうんですよね。

外に出る気力もなくなって
自分を癒す事も忘れてしまうぐらいです。

家庭の雰囲気も悪くなるし
子どもたちも不機嫌が続いてしまうので、睡眠の課題を克服した事は僕らにとってとても大きな事でした。

ファーバーさん、
中村家を救ってくれてありがとう

③パパとして、心がける事。
この1年、育児や暮らしの中で気付いた事は山のようにありますが特に大きかったこと。

「(子どもへの意識は勿論なのだけれど) パパは可能であればママファーストも意識するということ。」

これが中村家的に
日々を楽しく過ごすために
大切なピースのひとつだと思います。

自分は仕事を通じて外に出る時間もあり、いい意味で気分転換の機会があるのですが、

まゆちゃんは基本的にずっと子ども達と一緒で、ぼくが仕事から帰ってきたら、沢山1日の出来事を話してくれます!

ぼくとしては、仕事で疲れている時間なのですが
この時間を蔑ろにしてしまうと
まゆちゃんが育児に関する出来事・課題をひとりで抱え込んでしまったり、出来事の共有を出来ない寂しさを感じてしまう気持ちが大きくなってしまいます。

ある日の晩、疲れ過ぎて
「もう今日は無理、寝かせて」という日があったのですが
まゆちゃんがとても悲しそうな顔をした事が忘れられず

だから、たとえ疲れていても
「ちゃんと話を聞く」という事は大切なのだと思いました。

逆にこの思いと行動さえあれば
家族のバランスが、土砂崩れのように大きく崩れる事はないと思いました。

パパ:「今日はどんな1日だった?」
この一言の大切さを実体験を通じて
学びました

※ちなみに現在、まゆちゃんはデイサービスにて週1回、半日のパート勤務をしています。

社会との繋がりや気分転換にも
なるようです。

④子どもが可愛い、と思い続けられるようにする事が大事。

理由が分からないギャン泣きがしばらく続くと
子どもが可愛いと思えない時もあります。

特に双子のギャン泣きを
大人ひとりで喰らうと
なかなかメンタルに堪えます💦

その他、離乳食の回数が増えたり、それに伴う掃除、オムツ交換など、大変になります。

そして、この状況が連日ママだけの対応になると本当にキツいと思います。

そうなる前に、働き方と家族での子育て体制を整える事がどれだけ大切なのか、再度考える機会になりました。

愛おしい、と思っていた子どもがそう思えなくなってしまう前に、仕事と暮らしをミニマムにしていく事、これに尽きると思います。

子ども達が無邪気に笑顔を見せてくれたり、
ハイハイしたりつかまり立ち、ひとり立ち、
初めての一歩を見る機会は
本当に貴重です。

この先も様々な変化や成長を見られる事がとても楽しみです。