女性消防団とは!?
こんにちは!
移住サポーターの稲田みのりです。
20代〜30代で地方に移住すると、あるあるなのが消防団への入団です。
私の旦那さんも例外ではなく移住一年目に『祭りへの参加&消防団入団』がセットでついてきました^^;;
現在、地区の消防団へ入団し三年目を迎えております。
男性の消防団は、毎月2回の定例会をはじめ冬季の夜警活動、地区の消防訓練、出初式など様々な活動があります。朝早くからだっったり夜遅くまでだったりと、なかなか大変そうな時もあります。
さて、今回はそんな男性消防団ではなく、下田市の女性消防団についてのお話しです。
移住後、数ヶ月して知り合いの方に女性消防団に誘われました。
初めて聞いたワードに「え?女性もあるの???」となりましたが、実は下田には8名も女性消防団員がいたのです。「男性ほどそんなに大変じゃないよ〜」を誘い文句に、気付いたら下田市初の『夫婦で消防団』になっていました。
女性消防団の活動内容は市町によっても変わりますが、下田市の女性消防団の活動内容は主に2ヶ月毎の定例会や出初式、防災ダック(市内の幼稚園や保育園に行き、防災啓発活動をします)、その他訓練等です。
確かに男性より大変ではないですが、寒い中の受付業務だったり、仕事との両立もありますし、初年度はコロナ禍で入団式をはじめ大きな行事が全て中止となった為、「消防団てこんなことまでするの?」「寒いのにずっと立ってなきゃいけないの」「火事場に行くなんて大変だね」など、消防団としての自覚が薄かったと思います。
そんな中、2022年1月4日人生初めての出初式を迎えました。
静岡県から、賀茂地域から、消防本部から、お偉い方がたくさん来られ、皆さん新年を迎えた喜びと共に、昨年の7月に起こった熱海市伊豆山地区の土砂災害のことを仰られていました。
たくさんの方が亡くなった上、未だに行方不明の方がいらっしゃり、テレビで観たあの恐ろしい映像はまだ記憶に新しく残っています。私の住んでいる家も山の中腹にあり土砂災害警戒区域に指定されているため、「もし土砂が上から流れてきたらどうしよう?」と、自分に照らし合わせると本当に怖いです。
熱海も坂が多いですが、下田も土砂災害警戒区域に指定されているところは多くあります。移住してから何回、大雨で避難所が開設されたでしょう。
そんなもしもの時に私達消防団が率先して市民の安全を守ること、そのために訓練を欠かさないこと、それが消防団の使命なんだと感じました。そして、大層なことはできないかもしれませんが、若い子たちにも女性消防団の活動を知ってもらって、一人一人が将来の地域を守るリーダーになっていってほしいと思います。
来年も再来年も女性消防団としての自覚をもち、防災活動を頑張ります。
もし、移住して女性消防団に入りたい!!という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡を!!
夫婦で下田へ移住し、漁業権と狩猟免許を取得。自然養鶏を営みつつ、下田の豊かな山と海で暮らしています!