なんと!両親家族も下田に移住


もうそろそろ移住して丸3年を迎える私達。

9月、村中家の下田ライフ史上最大の出来事が起こりました!

なんと父、母、兄も、この下田へ移住してきたのです。

下田に親戚がいるわけでも無い村中家がなぜ家族揃って移住する事になったのか、

そこには親身になって相談に乗ってくれた移住担当である産業振興課の方々と、

理解し付いて来てくれた家族がいました。

嬉しそうなじいじと娘の後ろ姿

私は下田のケーブルテレビ局で保守管理の仕事をしていますが、前職はまったく畑違いの調理師で

父が経営するとんかつ屋で約15年両親と一緒に仕事をしていました。

飲食店での仕事も好きでしたが、子供が産まれて

家族と過ごす時間を増やしたいと思い、色々考え辿り着いたのが移住という選択でした。

しかしほぼ家族経営のうちの店の従業員は父、母、私、私の友人の4人だけ、

私が辞めるという事は難しく、なかなか実現できない状況に焦った私・・・

その時父と喧嘩してしまい、カッとなった私は「こんな店辞めてやる!」

同じくカッとなった父が「上等だ!出ていけ!」

まるで昭和のドラマのような喧嘩別れをするのです。

55年の歴史に幕を下ろした厨房の掃除

その後奥さんに諭されきちんと謝罪をし和解した私はある提案を父にしました。

『店に区切りをつけみんなで移住しないか?』と。

謝罪した途端にとんでもない事を言い出す息子です。

しかし思い付きで言ったのではなく、上がり続ける傾向にある賃料や人手の事、様々な事を考え

父と母が現役のうちにみんなで新しく店をやるのもありなんじゃないかと真剣に思ったのです。

店の設備のお引越しは自分達でしました

だが父は、「55年間続けてきた店をそう簡単には閉めれない」という結論に至ったのです。

そりゃそうだ、その方が普通だと自分でも思います。

それでも両親と友人は私の移住を認めて背中を押してくれました。

私がいなくなり3人で店を回すのは本当に大変だったと思います。

忙しくて忙しくて体が壊れてしまうのではないかと心配をしていた矢先、

新型コロナウイルスが猛威を振るったのです・・・

40年以上住んだ家からの引越しは相当大変だったようです

非常事態、まん延防止、日常は変わってしまい、飲食業界も影響を受けました。

うちの店も例外ではなく営業出来ず何も出来ない日々が続いた・・・

そしてこの未だかつてない事態に父の気持ちに変化が起きたのです、

住む家や店を見つけ、下田へ移住する。

家族には見せませんが、様々な葛藤や迷いがあり悩みに悩んで出した結論だったと思いました。

その思いに全力で応えたい私達は下田で出来る事を始めたのです。

引越しが終わりその日はクタクタになった親父

住居や店舗は私達も移住する時からずっとお世話になっている不動産屋さんが全力サポート!

おかげさまで住居も店舗も素晴らしい物を探してくれました。

この不動産屋さんを紹介してくれたのも、様々な補助金や移住の事に関してご相談に乗ってくれたのが

産業振興課の方々!とても親身になってお話しを聞いてくれてアドバイスを頂きました。

店から持ってきたぬか床。ばあばに混ぜ方を教わる娘

両親も一緒に移住してチャレンジするという珍しいパターンの移住者な私達、

そして誰よりもチャレンジしてくれているのが私の奥さんです。

移住してから民宿のお掃除、居酒屋、市役所、海の家と様々な職を経験し、

これからは旦那の両親と共に働きその技の全てを盗もうとしています笑

心配な事もあるけどそれよりもワクワクしている、と。

辛い思いをしながらもついて来て下さった奥さんには感謝と尊敬しかありません。

そんな素晴らしい家族に囲まれた私は幸せ者です。

この下田でのチャレンジを家族で楽しみながらみんなで楽しく暮らしていけたらいいなと思います!

お店は今年の11月くらいにはオープンしたいと思っていますので

下田への移住で気になることがあればなんでも聞きにお店に遊びに来て下さい!

最後までご精読頂きありがとうございました。

それでは!